食と農 季節を楽しむ保存食 (著者)桜澤寛子 金田初代
説明
日本の四季を感じながら・・・・
〇家庭で採れる野菜や果実を、余すことなく100%生かすために、材料別に、漬けもの・佃煮・
常備菜・ジャム・ジュース・ソース類などに展開しています。
〇穀物や豆類の料理は家々に伝わるレシピに習い、再現。
〇魚介・階層・肉類・卵・乳製品を素材に、手作りだからこそできる、添加物なしの安全な
保存食を紹介します。
〇主な保存食の勘どころを基本ページに集めてみました。
【春】3~5月
春一番の仕事はふきのとうの「きゃら煮」です。
毎日、収穫する若緑のアスパラガスは新しいうちに塩漬けにして、粕床に漬け直します。
追いかけられるように、菜の花(塩漬け・味漬け)、桜の花(塩漬け)の仕事。春の食彩は、
かぶ(甘酢漬け・千枚漬け・ひたし漬け)、玉ねぎ(ピクルス・中華漬け)、たけのこ(水煮)、
いちご(ジャム)と忙しい。青葉のころには、かつお(なまり節・でんぶ)が楽しみです。
【夏】6~8月
「梅のクッキング」からはじまる手作り保存食の醍醐味
梅の実のタネが硬くなったら梅酒を、黄熟梅で、「どうぞ、失敗しませんように!」と梅干作り
にかかります。梅干しに使う赤じその育ち具合が心配なのはこのころ。続けて、らっきょう漬け。
これは簡単、失敗はしません。畑には色鮮やかな夏野菜が繁り、漬けもの・当座煮・佃煮・ソース
などが出番の料理です。楽しいのは夏みかんで作るマーマレード。真夏には、ところてんで
涼感満喫!
【秋】9~11月
実りの秋を実感 新米、新豆、旬の魚介で、にぎわい膳を
新がとれたら、まずは煮豆です。今年は、手作り豆腐にも挑戦です。豆の香りと甘い味わいは、
「わが家の作物!」だからこそと自画自賛。果樹の実りも幸せ気分をもたらしてくれます。新涼の
ころから、さんま、さば、さけと海の恵みがとどきます。わが家の味加減で、干しもの・酢締め・
なれずし・みそ漬けなどにして、食卓のにぎわいに。
【冬】12~2月
甘みを増してくる冬野菜の収穫を待ちかねて
たくあん漬け、大根の麴漬け、白菜漬け、白菜キムチ、千枚漬け、サワークラウトなど、
冬になればこその漬けものが目白押しです。寒風で干し野菜や干しものも作ります。手を
やすめることのないこのシーズンに、ゆずが届けば、みそゆべし、ジャム、佃煮などと
100%活用に専念。 これが面白い。捨てるところないクッキングです。
判型:AB判(たて25.7cm×よこ21.0cm) オールカラー/144ページ